うまいペペロンチーノの作り方

夜食でよく作ってるペペロンチーノが速い・安い・うまいでいい感じなのでレシピとコツを書きます。

所要時間 5~10分

材料 (1人分)

パスタ 100g・・・ディチェコフェデリーニが安定

ニンニク 3g (1房の半分程度)

唐辛子 1g (ハサミで輪切りにして使う 元から輪切り状態で売ってるのもある)

オリーブオイル 適量

塩 35g

湯 2L

 

f:id:hartmann13:20161222002114j:plain 塩35gを入れた湯2Lを沸騰させてから麺を入れる。ディチェコフェデリーニだと湯で時間は5分30秒。十分沸騰しないと麺に水分がしみ込まない。湯をいっぱい入れると麺が鍋の底にくっつきにくい。吹きこぼれない限り火は最後まで強火にしておく。

f:id:hartmann13:20161222002019j:plain 麺茹でと並行してニンニクを細かく刻む。この写真で3~5mm四方ぐらいかな。香りが立ちやすくなるので絶対ニンニクは細かくした方がいい。

f:id:hartmann13:20161222003026j:plain 麺茹での残り時間が4分になったらオリーブオイルをフライパンに入れて中火で温める。30秒経ったら火を一番弱くしてニンニクを加える。ニンニクがオリーブオイルの中にギリギリ浸かる程度の油の量がいいと思う。

f:id:hartmann13:20161222003448j:plain 2分待って残り1分30秒。唐辛子を入れる。ニンニクに色がついて香ばしい香りが感じられる。ニンニクにこれ以上色がついて焦げそうなら火を一旦消して余熱で温める。

f:id:hartmann13:20161222003711j:plain ゆで時間が残り30秒になったら麺のゆで汁を25ml (おたま半分)加える。これを加えずに麺を加えると麺と具材がうまく混ざらない。ゆで汁を加えた時に、油と混ざって濁ったようになれば成功。こうならない時はおたまで軽く混ぜる。

f:id:hartmann13:20161222004220j:plain 鍋から引き上げた麺をさっきのフランパンに入れて完成。バジルをかけて食べよう。

コツ

①お湯はしっかり沸騰させる

②ニンニクは細かく刻む

③最後にゆで汁と油をしっかり混ぜる

 

 

 

 

 

 

ここがダメだよ『DARK SOULS III』“ASHES OF ARIANDEL”

 10月25日に配信された『DARK SOULS III』“ASHES OF ARIANDEL”をたった今クリアしてきました。1回クリアしただけなのですが、「そりゃないだろ」と思うところが多々あったので、現時点での感想として書いておきます。ネタバレありです。用語説明できる技術がないのでシリーズ経験者向けです。

  今回のプレイ環境は以下のとおり。SL85、1周目、オンライン状態、ソロ。リリース直後なのでこのレベルでも白サインは沢山見えました。プレイ時間はおよそ6時間、ストーリーをクリアしただけで闘技場には触っていないので、その立場からの感想です。

   さてプレイ本番。久しぶりに起動したので装備は本作最初期に猛威を奮った煙の特大剣のままです。とりあえずDLCエリア「アリアンデル絵画世界」へ。『Ⅱ』の名作DLCステージ「凍てついたエス・ロイエス」の後半を思い出す世界観に期待が高まります(あまりにも似ていて使いまわし疑惑すらあります)。

 特に詰まるところもなく進めていると、動く木のモブ敵が登場。アマナの祭壇を思い出す異様なホーミング性能の攻撃に嫌な予感がしましたが、あれほど数も多くなく一安心。それよりも、ステージの風景が変わらないので進んでいる感覚が全くありません。大丈夫なんでしょうか。

  道なりに進んで道中2つ目の篝火「吊橋を望む洞」から市街地のような場所へ。赤い河と鳥の敵、どっかで見たことあるなと思っていたら『Bloodborne』のDLCエリア「狩人の悪夢」じゃないですか! また過去作品のパクリ使い回しか!! 

 

 このDLC全体を通して、過去シリーズのパクリ使い回しがとにかく多かったです。『DARK SOULS』と『Bloodborne』に直接のつながりはないはず。引用するのはいいのですが、ちゃんと元の文脈を踏まえて使いまわしてよ! この適当な使い回しが、DLCのボスで頂点に達します。とりあえずステージの続き。

 

 ここから始まる「鴉村」パートはかっこいい敵NPCあり、巨大でド派手なザコ敵ありと、本DLCで(唯一)面白い部分です。ステージが『Bloodborne』の漁村にそっくりだから当たり前だけどな!

 鴉村から無駄にザコ敵が多い(シリーズ経験者にとってはここが相当なイライラポイント)山道を抜けると、本DLCの大詰めであろう礼拝塔に到着。ここからが後半部だと思ったいたら、レバー1つでボスの部屋まで辿り着いてしまいました。なんかショボいね。

 ついにDLCのボス「修道女フリーデ」とご対面。見た目と構えが初代のプリシラにそっくりだとしても、この程度の使い回しではもはや驚きません。同じように姿を消す印象的な謎解きも健在なんだろうな、と思っていたら、プリシラ戦で重要なヒントだった足跡が残っていません。このボスは見えなくなると行き先固定でテレポートをしているようです。パターン暗記だけになりました。パクるなら忠実にパクれ。

 「修道女フリーデ」を倒すと「教父アリアンデル&修道女フリーデ(第2戦)」へ。えー、複数ボスかよー。しかもこの教父アリアンデル、『Bloodborne』の獣血の主にかなり似ています。というか、獣血そのものです。複数ボスに最悪のカメラアングル、全然関係ない使い回しとかなりイライラ要素がたまりますが、なんとか撃破。楔石の原盤をもらえます(なんでだ?)。しかしお約束のボスソウルがもらえません。いったいどうしたというのか? 謎の声とともにフリーデが立ち上がり・・・

 第3戦「黒い炎のフリーデ」が始まります。ってモーションが時計塔のマリアまんまじゃねーか!!!! 3連戦でオリジナリティのあるボスが1人もいないってどういうことだよ!この使い回しにはついに心が折れ、白霊「奴隷騎士ゲール」を召喚しました。ここからの戦いはよく覚えてません。マリアの後半部そのまんまで敵は体力MAX、こっちは銃パリィないです。つまりめちゃくちゃきついです。プレイ6時間のうち半分はこいつに使ってました。倒し方はゴリ押ししかないっぽいので達成感などとは無縁です。ラスボスなのにまさかのクリアムービーなし(ゴースですらあったのに)。残るのはひたすら徒労感。なんで俺2部作セットチケット買っちゃったんだろう・・・?

 

ここがダメだよ『DARK SOULS III』“ASHES OF ARIANDEL”

(1) 少なすぎるボリューム

 道中のボリュームは元ネタのエレーミアス絵画世界より長い、ダクソ2のDLC1パック分より短いくらいかな? 2部作の前半だと考えても『DARK SOULS』初代や『Bloodborne』には遠く及びません。狩人の悪夢からルドウイーク(中身は獣血)って尺かな。ボスが増えてもフリーデみたいなのはもう勘弁ですが。

(2) あまりにも雑な使い回し・脈絡のなさ・新鮮味のなさ

 使い回しについては上で述べたとおり。いくらなんでも『Bloodborne』のDLCから拾ってくるのはやめてほしかった。脈絡のなさというのは、このDLCが本筋のストーリーに一切関係がないということ。初代だったら本編で名前だけ登場した王の四騎士と会えたし、『2』でもDLCクリアでヴァンクラッドのイベントがあった。サリヴァーンが説明文にチラッとだけ出てくるのは寂しすぎないですか? 本筋と繋がりがないわりにはどこかで見たことがあるマップにどこかで見たことがあるNPC(実験棟はこの点が完璧だった)とひたすら期待を上回ることもなく終わってしまいました。

 

狼はどうしたか? 最後に倒したけどアルトリウスの剣が出てきたところでバカバカしくなって電源切った。こんな形でファンに媚びるのは心底気持ち悪い。おやすみ。

『けいおん!』の思い出

 私にとって『けいおん!』は何よりもまず洋食器のアニメである。洋食器の扱いについてこれほど洗練されているアニメを私は他には知らない。とりわけマイセンの「波の戯れ」を扱った1話と6話のカットは印象深い。以下、いくつか見てみたい。
 

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 本編1話。湾曲した飲み口とソーサーの曲線がこれ以上ないというバランスで描かれている。実際のカップと比べると、持ち手側飲み口の傾斜がきつくなっているが、それがまた「つん」とした面を強調して独特の雰囲気を醸している。隣にあるのは赤と黒のラズベリーと生クリーム、生地はスポンジとパイだろう。生クリームがきちんと柔らかそうに描けていたり、生クリームの白と陶磁器の白がしっかり分けられていたり(素晴らしい!)、このカットに対する力の入れ方がうかがえる。物語の上では、軽音部を見学していた主人公の平沢唯が、軽音部員の演奏を聞く・・・という場面で、音楽が流れている間にいくつか学校の風景を映したカットが入る。この洋食器はそうしたうちの1つだと記憶している。他の風景は忘れてしまったが、この陶磁器の曲線と白さが頭に残っている。ただただ美しい。
 

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 「波の戯れ」を同じ構図でもう1つ。6話で学園祭の準備が終わった時に部室で出されたティーセット。1話に対して、こちらはやや青みがかった白になっていて、ポットが窓からの光を反射して輝いている。隣の洋菓子はフィナンシェ。1話は放課後の場面なのに対してこちらは真昼の時間帯。カップの湯気も含めて、光の質感の違いと、それを小道具に反映させようという姿勢が伝わってくる。「波の戯れ」は『けいおん!』および続編の「けいおん!!」全編にわたって、忘れかけた頃に登場してくる名脇役的小道具だ。
 

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 趣向を変えて和菓子。ヘレンドの「チューリップの花束」とカステラ。前の2つが食器を正面から描いていたのに対し、こちらは俯瞰するような構図を用いている。ソーサーやプレートの凹凸の線による表現や、カップの持ち手の特徴的なディテール(さすがにこれは尖りすぎか)など、表面の立体感を出すための工夫がいろいろ行われている。その一方でチューリップの花束は犠牲になったようで、たいぶ簡略化された作画になっている。金と青紫の菓子楊枝がとても格好いい。作中では、中間テストまでの日数を表すためにいくつかのカップが連続で映されたうちの1つとして登場した(ように覚えている)。
 
 ウェッジウッドロイヤルコペンハーゲンといった「大物」は残っているが、とりあえずはこんなところか。こうした小道具が作中でどのような役割を果たしている(あるいはそんな機能など一切ない)のか、今はわからない。ただこれらのカップたちの美しさは私にとって確かなものである。いまこれほどまで食器の描写に労力を注いでくれている作品があるだろうか。誰か知っていたら教えてほしい。